建築家 芦沢啓治による戸建リノベーション事例。
建売住宅に暮らしながらリノベーションの計画を立て、大幅なフルリノベーションを行いました。
縦長の戸建住宅に
光と風を取り込むフルリノベーション
Data
所在地 : 東京都港区西麻布
用途 : 居住
家族構成 : 夫婦＋子供2人
延床面積 : 199.48㎡
施工床面積 : 約236㎡
とにかく明るい室内。
光にあふれた家にしたいとの要望で、縦長の物件の中心に中庭をつくりました。
部屋の両側に窓があることで、どこに居ても二方向から光が浸透する、明るく風通しの良い空間が生まれました。
中庭の手前がダイニング・キッチンスペース。
作り付けのダイニングテーブルは斜めにカットし、細長い空間を上手く利用しています。
リビングからの様子。
中庭によってキッチンとの空間が分かれ、リビングは生活感を排除しスッキリと見せることができます。
ガラス越しにお互いの部屋の様子を確認でき、小さな子供が居ても安心です。
リビングの下１階部分に、主寝室があります。
隣りの敷地との境界には、木材で壁をつくりプライバシーを保った裏庭をつくりました。
リビングとデッキとを繋つなげる外階段を設置するなど、自由な動線づくりがされています。
天気の良い日は、あえて外の階段を使って太陽の光を浴びながらリビングへ。
バスルームにも窓を。
ガラス戸で仕切ることで、空間を広く見せています。
家族が多いと混みあう洗面台も、横に２つ並べて設置しました。
設備や床面積だけではなく、どう暮らしていきたいか、ということにこだわった家。
都心の家の中に居ながらも、光に包まれ、風を感じられる空間になっています。
建物の中心に中庭を作れるのは、戸建リノベーションならではです。
