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pRC painting studio

田中亮平/G architects studio によるリノベーション事例。

大判の趣味の絵を存分に描ける個人のリビング兼アトリエにしたいという要望のもと、築25年のマンションの一室をリノベーションしました。絵の具が飛び散ったりとラフな使用が考えられるアトリエ空間と、居住空間であるリビングとをいかに共存させるかが今回のテーマとなりました。

 

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Data

用途 : 居住+アトリエ
家族構成 : 1人暮らし
延床面積 : 60.25㎡
竣工年 : 2012年
構造 : RC

工事費 : :約420万(税別 : 設計料・解体費込) ※水回りはトイレ以外既存利用

写真全て: 森田純典

 

 

 

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絵の具が飛び散る等の汚れが気にならない仕様・大判の絵が取り回し出来る広い空間にする為、壁は躯体現しとし、その上から特殊な塗装を施しました。

尚且つリビングのインテリアとしても成り立たせる為、明るい色調に仕上げました。

 

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粗い躯体の表面に花柄模様が浮かび上がるようなテクスチャーは独特な味わいがあります。

 

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市販の滑り止めシートをステンシル代わりに使用し、それを壁面に直接貼付け、その上からスプレーを吹き付けマスキング塗装をしています。

 

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インテリアとしての要素も兼ね備えた壁面は、部屋全体としても空間をより一層際立たせています。

 

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コスト削減と環境負荷低減の為、解体部分を極力減らして、既存のフローリングの上から再度床材を貼った床仕上げ。その結果遮音効果にも繋がりました。

 

分譲マンションの場合、転売されオーナーが変わるごとにインフィルを大幅にやり変えてしまうのは、手間やコストがかかる上に大量の廃棄物を生み出してしまい、環境への負担が大きくなってしまいます。

今回の改修では、コストを切り詰める上で結果的にではありますが、既存の躯体や間仕切り自体を下地として利用した事で大幅に廃材の削減をする事が出来ました。