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事例紹介

S様邸@東大島 vol.2

 

江東区にあるファミリータイプの大規模マンションのリノベーション。

完成後の模様はお伝えしましたが、今回施主様のお暮らしぶりを取材させていただきました。

過去の記事はこちら→「S様邸@東大島」

 

 

 

 

ヴィンテージホテルの空気感をまとった

 

個性あふれる家具と趣味の部屋

 

 

 

 

物件探しから購入まで

 

江東区のレトロなファミリー向けの分譲マンションに賃貸で住んでいたS様ご夫婦。雰囲気が気に入り最初は同じマンション内で物件を探していたが、なかなか売りに出ず少しエリアを広げて探すことに。

 

「希望に近い物件が見つかり、早速内見に行きました。最上階ということもありリビングから見える公園の緑やゆったりと流れる川の眺望が開放的で、一目見て気に入りました。内装は分譲時のままでしたが、好きなように変えられることは分かっていたので変えられない部分 (広さ、立地、眺望など) を重視して物件を選びました。」

 

家選びは一期一会。特にリノベーション向きの中古物件は一点ものなので、いいなと思う物件に巡り合ったときにすぐに購入を決められるかが重要なポイント。

 

 

元々インテリアが好きだったお2人。インテリアやリノベーションの本を眺めては、日々お部屋のイメージを膨らませていたそう。

 

「躯体が剥き出しの天井に無骨な鉄枠の室内窓といった流行りのテイストにも憧れはありましたが、愛着を持って長く住み続けていきたいという思いがあり、使い勝手が良く暮らしやすく真新しいというよりは古い感じを残しつつ経年変化もたのしめるような落ち着いたホテルライクなテイストで設計をお願いすることにしました。」

 

広めのリビング・ワークスペース・玄関土間・個室のキッチン・収納という間取のご要望を受け、元々2SLDKの間取を1LDK+wicに変更する仕様とした。

 

 

 

こだわりの家具や趣味の音楽を楽しむためのリビングダイニング

 

ご夫婦が目指したのは、古き良きヴィンテージマンションや海外にあるヴィンテージホテルのような、カーペットの床に木の温もりを感じられるあたたかい空間。

 

リビングダイニングは、元々2部屋だった壁を解体し拡張。天井より少し低い壁をたてたり家具で仕切るなどして空間をゆるく区切り、開放的な空間でありながらくつろぐ場所・食べる場所・寝る場所を分けられるよう構成している。

シンプルな空間にセンス良く並ぶデザイナーズ家具の数々。「家具はオークションで購入する事が多いです。今回のリノベーションのために買いそろえた家具もありますが、元々持っている家具と好きな音楽を聴くためのステレオをバランスよく配置することを前提に内装をお願いしました。」

 

L字型のリビングダイニング。奥側がベッドスペース。

 

外の明るい光がリビングを優しく照らす。

 

 

壁一面には染色したシナ合板を貼り合わせた。ヴィンテージマンションのような昔からあるような木の質感に近づけ、温かい雰囲気に仕上げた。

 

生活感のでてしまうものは造り付けの造作家具に収納。自分のお気に入りのモノだけをディスプレイし、とことんリラックスできる空間に。

 

ベッドスペースは天井まで壁をつくらず、背丈ほどのL型のパーテーションで仕切り、フレキシブルな仕様とした。

 

真鍮製の照明は『TAiGA』のオーダー品。

 

 

 

ワークスペースは雰囲気を変えて

 

玄関の床はモルタルで仕上げ、その横には土間の延長のような形でワークスペースが広がっている。

本の装丁など、デザインの仕事をされているご主人。自宅でも作業ができるよう作業スペースを設けた。

 

 

壁に配したオープン棚には仕事関係の書籍がずらり。デスクはぴったりはまるサイズのものをオーダーで制作。

 

リビング側は木の家具やカーペット、やわらかい色の照明を使用し温かい印象の反面、こちらは蛍光灯に白い壁やモルタルの床、ステンレスがパキっと映える無機質なものが多く、少しシャープな雰囲気にしている。

 

 

「デスクの正面には窓をつくってもらいました。パソコンとのバランスや座った時の見え方も考慮して、大きさにこだわりました。フレームは当初は木の予定だったのですが、ここだけ変化をつけたくて、敢えてステンレスのものを取り付けてもらっています。」

 

 

 

玄関には趣味のランニング用のシューズやグリーンが並んでいる。「植物は門前仲町にある『YANE』で購入することが多いです。」木の収納や扉のダークグレーの色味は設計士と何度も吟味した。

 

洗面室・トイレ側のシンプルな壁には、さりげなくアートを飾って。

 

将来居室としても使用できるよう、フローリングの厚み分扉を床から少し上げて設置している。

 

 

 

独立型キッチンで調理に集中

 

 

計画当初から奥様が希望されていたのはクローズドな個室のキッチン。オープンキッチンが主流になりつつあるがコンパクトなコの字型タイプは使い勝手が良く、収納も多く設置できる。作業にも集中することができたり、料理の臭いが外にいきにくいなど利点も多い。元々ついていた吊戸棚を扉だけ雰囲気に合うよう製作したり、キッチン自体もIKEAのものを組み合わせるなどして低コストで仕上げた。床は昔の住宅によく使用されていたコルク材を使用。ものを落としても衝撃を吸収してくれる。

 

奥の壁面のみ、油が飛び散っても手入れがしやすいよう優しい色合いのタイルを貼った。

 

リビングとの間の壁には小さな開口部を設け、光を採り入れたり調理中でも会話ができるよう工夫。

 

 

 

水回りはシンプルに使いやすく

 

水回りはシンプルな素材と色で構成。デザインが美しい洗面はドイツ製のDURAVIT社のもの。

 

構造上浴槽の大きさを変更するのが難しかった為、少しでも開放的にみえるよう洗い場の位置を拡張。ハーフユニットタイプのものを取付け、壁にはタイルを貼った。扉もガラス製にし、明るく奥行のある設えに。

 

 

 

素材と色には妥協なく。全てが調和した落ち着いた空間

 

フルスケルトンリノベーションをしたてのピカピカの新居のはずなのだが、どこか懐かしい空気が漂うS様邸。居心地がよく、取材時もつい長居してしまったほど。

 

 

「デザインの仕事をしているので、色には特にこだわりがありました。壁に貼った木板や収納家具の木の色もひとつひとつ微妙に違いをだしています。染色サンプルを見せてもらいながら施工中も何度も打合せをしました。」プロならではのこだわりは、トイレのリモコンのフォントも気になってしまうほど。ベストなバランスのものを見極めて、空間をつくりあげていったそう。

 

 

ダイニングテーブルは「スタンダード トレード」でオーダー。スチールパイプのラタンチェアはマルセル・ブロイヤー作「チェスカチェア」のユーズド品。

 

音楽、写真、ランニング、家具集め、読書…多趣味な夫婦の暮らすホテルライクな空間には、趣味にまつわるさまざまなものがちりばめられていて、置かれている家具や雑貨はひとつひとつ形や色、つくられた時代も異なるが、昔からそこにずっとあったかのようにしっくりと馴染んでいた。

 

 

 

 

S様邸

 

【Data】

用途 : 住居

家族構成 : 夫(40代)、妻(30代)

延床面積 : 74.24㎡

リノベ完成年 : 2017年

構造 :RC造 地上14階建

 

 

 

 

写真左から

S様、「東京リノベ」コーディネーター 沢山、設計担当 今村、「東京リノベ」主幹 谷村

 

photo / 飯貝拓司

 

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